事業内容
セグエグループは、純粋持株会社であるセグエグループ株式会社とその連結子会社7社で構成されています。同社グループは「ITソリューション事業」を展開し、ITインフラ及びネットワークセキュリティ製品に関する設計、販売、構築、運用、保守サービスを一貫して提供しています。この事業は「ソリューションプロダクト事業」と「ソリューションサービス事業」に区分されます。
ソリューションプロダクト事業では、セキュリティ製品及びITインフラ製品の輸入・販売を行っています。これには、米国をはじめとする海外メーカーからの輸入や国内代理店からの調達が含まれ、販売パートナーを通じて国内の顧客に提供されます。主要製品には、Firewall/VPN、UTM、次世代Firewall、WAF、マルウェア対策製品などがあります。また、自社開発製品として、テレワークソリューション「RevoWorks」シリーズや認証ソリューション「WisePoint」シリーズを開発・販売しています。
ソリューションサービス事業では、ITシステムの設計・構築サービス、保守・メンテナンスサービス、ヘルプデスクサービスを提供しています。これらのサービスは、販売パートナーを通じてエンドユーザーに提供され、安定した運用や障害の早期解決を支援します。さらに、セキュリティリスクのアセスメントやセキュリティ診断、従業員教育、インシデント発生時の対応など、セキュリティに関するワンストップサービスも展開しています。
また、情報システム業務のトータル支援サービス「Kaetec」を提供し、ITシステム全般のコンサルティングからノンコア業務のアウトソーシングまで幅広く対応しています。その他、ITインフラ分野の技術者派遣やシステムの運用・監視サービスも行っており、提供した製品の利用などに付随するストック型ビジネスを展開しています。
経営方針
セグエグループは、IT技術を駆使して価値を創造し、お客様と共に成長を続けることを理念に掲げています。同社は、ITインフラ及びネットワークセキュリティ製品の設計、販売、構築、運用、保守サービスを一貫して提供するITソリューション事業を展開しており、ソリューションプロダクト事業とソリューションサービス事業に区分されます。
経営指標として、売上高、営業利益、当期純利益を重視し、2024年12月期には売上高170億円、営業利益12億円、親会社株主に帰属する当期純利益8億円を目標としています。これを達成するため、技術者の採用数を倍増させるなどの人材確保・育成、新規商材の検討、自社製品の開発、新規サービスの提供、ストック収入の積上げ、海外進出の検討など、多角的な取り組みを強化しています。
また、IT業界の技術進歩やトレンドの変化、新型コロナウイルスの感染拡大によるデジタルトランスフォーメーションの加速、サイバー攻撃の高度化・複雑化など、経営環境の変化に対応するため、セキュリティ分野にフォーカスし、最新の技術トレンドや顧客ニーズを捉えた新規商材の取扱いやセキュリティ製品及びサービスの開発を進めています。
さらに、事業の拡大を加速させるために、独自の技術を有する企業やビジネスの発展加速が図れる企業とのM&Aや業務・資本提携を進め、グループ各社の事業の整理、リソースの再配置を実行し、グループ全体の最適化とシナジー効果の獲得を目指しています。また、コンプライアンスの徹底及び内部統制の継続的な強化にも取り組んでいます。