マクアケ決算「品質保証」強化でリピーター率さらに増、米同業と組み世界展開へ
クラウドファンディングプラットフォーム「マクアケ」が4月20日、2020年10月〜2021年3月期決算を発表。上期の売上高は前年比87.2%増の21億円にのぼる。
四半期の推移をみると、オンラインシフトが急速に進んだ昨年度から増収率は鈍化した。それでも、前年比では83.8%の大幅な増収だ。営業損益は9000万円の赤字(前年は1.4億円の黒字)に転落。成長に向け広告宣伝を増やしたことが響いた。
マクアケの特徴は、購入者によるリピート率の高さだ。独自の経済圏をどうやって成長させようとしているか、決算内容を軸に整理していこう。
主力事業であるクラウドファンディングサービス『Makuake』の重要指標はGMV(Gross Merchandise Volume)。マクアケは、これを「応援購入総額」と呼ぶ。