不動産業界向けマーケティングオートメーションツール『KASIKA』を提供するCocoliveが1月24日、東証グロース市場への新規上場を承認された。上場日は2月28日を予定している。

Cocoliveは2017年に設立。創業者で代表取締役の山本考伸氏は京都大を卒業。同大学院を修了後、NTTドコモ、同社在籍中にスタンフォード大経営大学院、トリップアドバイザー（取締役）、楽天（楽天トラベル代表）を渡り歩いた。

Cocoliveは2023年5月期に約8億円を売り上げ、経常利益は1.4億円に達した。上場時発行済株数は292万株で、想定発行株価1,780円をもとに計算すると想定時価総額は52億円となる。

日本の不動産業界は賃貸を除いて約15兆円の巨大市場。いまだDXが十分進んだとはいえない産業で、Cocoliveは「追客の自動化」に着目。今回の記事では、その事業について開示された資料をもとに紹介する。