事業内容
アイ・アールジャパンホールディングスとその連結子会社(アイ・アールジャパン、JOIB、BCS)は、IR(Investor Relations)とSR(Shareholder Relations)活動に特化したコンサルティング業務を中心に展開しています。同社は、上場企業が投資家や株主との関係構築を行うための総合的なサポートを提供しており、「IR・SRコンサルティング」、「ディスクロージャーコンサルティング」、「データベース・その他」の3つの主要サービスを提供しています。
IR・SRコンサルティングでは、実質株主判明調査、議決権賛否シミュレーション、行使結果分析、コーポレートガバナンス・コンサルティング、プロキシー・アドバイザリー、投資銀行業務、証券代行事業などを行っています。これらのサービスは、上場企業が効率的かつ実効的なIR・SR活動を実施するために不可欠です。
ディスクロージャーコンサルティングでは、ツールコンサルティングとリーガルドキュメンテーションサービスを提供し、企業の情報開示資料の企画・作成支援や、企業再編やM&A時の英文開示書類の作成支援を行っています。
データベース・その他のサービスとしては、IR活動総合サポートシステム「IR-Pro」やアナリストネットワーク、個人株主向けアンケートサービス「株主ひろば」を提供しており、これらを通じて上場企業と投資家・株主との間のコミュニケーションを促進しています。
また、JOIBは、大再編時代に誕生する超大型のM&A市場に対応するために設立された独立系インベストメント・バンクであり、支配権争奪や企業再編・事業再編等のM&Aに特化した専門的なFA業務を提供しています。BCSは、アイ・アールジャパンのバックオフィス業務を受託し、業務の効率化とエクイティ・コンサルティング事業の基盤強化を目的として設立されました。
特集記事
経営方針
アイ・アールジャパンホールディングスは、その企業使命として「お客様(株式公開企業、投資家、市場関係者)の公正な資本競争力の向上とグローバルな資本経済の発展に貢献する」ことを掲げています。この目標を達成するため、同社は独立性を重視し、上場企業と投資家を結ぶブリッジ役としての役割を果たしてきました。また、IR・SR活動における課題を迅速に察知し、具体的なアクションプランの提案と実践を行うことを行動規範としています。
中長期的な経営戦略として、同社はエクイティ・コンサルティング機能の強化と拡充に注力しています。これには、エクイティ・コンサルティングの普及、FA/PA業務の拡大、付加価値のある証券代行サービスの提供、そして人的資源の拡充が含まれます。特に、株主との対話の必要性が増している現在、同社は実質株主判明調査を基軸としたコンサルティングを強化しています。また、日本の資本市場の変化に対応し、支配権争奪や企業再編・事業再編等のM&Aに特化した専門的なFA業務を拡充しています。
さらに、証券代行業務においては、革新的なサービスを展開し、時代のニーズに応えることを目指しています。人的資源に関しては、専門性の高いコンサルティングサービスを提供するために、優秀な人材の確保と育成に力を入れています。
これらの戦略を通じて、アイ・アールジャパンホールディングスは、お客様の公正な資本競争力の向上とグローバルな資本経済の発展に貢献し、ステークホルダーからの信頼回復に努めています。